雪の日に。

雪の日に。

著者

内容

高校3年生男子の冬に経験した物語です。,一部抜粋,—–,「しっかし、大変だよなあ、門限」,「まあね。悪い虫がつくとでも思ってるんじゃねえの? 箱入りなのよん」, 友部が家族の話をしたがらないことには気付いていた。過去二回ほど自宅に招待されたが、親と会ったことはない。, 家族の話は聞かない。嫌がることはしない。ぼくの長所だ。,「悪い虫ね。ていうか、君が悪い虫だけどね」, 友部は反応を示さず、道向かいのコンビニの方を眺めると細い顎を下げ、「あらら」と声を漏らした。,「なに?」,「いや、ほら、あのおじさん」, 友部は小さく指差した。先には、大きなコンビニの袋を指にぶら下げた、三十代前半と思しきショートパンツの男が歩いている。,「なに、なんだよ」,「ほら、うちの近所の中央公園で、さ、会ったことあるわ。あの人。ていうか、結構常連さんだ」, 中央公園とは、正確には田端中央公園という名のハッテン場だ。ハッテン場には抵抗があるので、ぼくは行ったことがない。正確には、横目にして通り過ぎたことがあるのみ。,—–,#ゲイ #同性愛

雪の日に。

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