五人の童貞

五人の童貞

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内容

東京、西新宿五丁目で暮らす佐尾健司はある日、自宅の隣で宮司をしている叔父に呼び出され「奉納相撲」に出てくれないかと頼まれる。その相撲は川向うの神社と御神体を巡って五人一組で勝負する「賭け相撲」だった。叔父が健司に力士を頼んだのは彼が肉厚でガチムチ体型であることだけが理由ではなかった。力士として土俵に上がるにはある一つの条件があった。それは、女を知らない「童貞」であることだった。叔父に頼まれた健司は御神体を獲り返すべく、五人の「童貞」を集めるのに奔走する。甥っ子のリトルリーグの雄臭い監督、そして西新宿五丁目を管轄する二人の精悍な警察官、幼馴染で寺の副住職である藤井諒三郎を巻き込んで物語は進んでいく。健司と監督とのある夏の一夜、神社裏で起きる窃盗事件をめぐる男たちの葛藤と欲望、そして勝負を挑むとき諒三郎の胸に去来する、「負けたら奉仕奴隷」となると約束をした大学時代のあの体育会レスリングでの夏合宿…。年齢、体格、職業も様々な五人の男たちは、「童貞」という名のもとに一致団結し、それぞれの思いを賭けて、いま土俵に上がる。

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