まるで僕らは、

まるで僕らは、

著者

咲伯梅壱,さくら怜音

内容

僕らの日常に事件なんて起きない。僕があなたを好きになったこと以外は――。,大学院の理学研究室に籍を置く博士研究員の渡邊 玲は、行きつけのゲイバーで開かれたクリスマスパーティーで、若い男性が酔った男に絡まれているところを助ける。一瞬出会っただけの、どことなく少年の面影を残すその男性が玲は忘れられず、柔らかそうな髪やパーカの襟から覗いていた白い首筋を何度も思い返す。手掛かりは、「ケイト」と呼ばれていた名前だけ。,年度末が近づいたある夜。研究室の送別会で贈る花を求めて出向いた繁華街の生花店で、思いがけなくその「ケイト」に遭遇。しかも、その店でアルバイトとして働いていた彼は、玲と同じ大学に通う学部生だった。,アタックを仕掛ける玲の強引さにケイトは気後れしながらも、玲が持ちかけたある提案を受け入れる。それは、深夜まで営業する生花店のアルバイトが終わった後、ケイトと玲の都合が合えば一緒に食事をするというもの。テーブルをはさんで、最初は玲が一方的に話すばかりだった二人の関係に、少しずつ変化が訪れ始める――。,他人に心を開くことが苦手で、自分に自信が持てないケイト。,高校時代のある出来事を機に同性に惹かれ始めた玲。,振り向いてくれるのかわからない人を想い、待ち続ける玲を見守る友人や、研究室の同僚。,春先から夏、秋冬を経てまた新しい春へ、恋する気持ちは加速したりスピードを落としたりしながら進んでいく。,投稿サイトで公開していたものを改稿し、書き下ろし短編を追加。挿絵あり。

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